コロナワクチン高齢者接種 播磨町は中央公民館想定

2021/02/09 05:30

播磨町役場=兵庫県播磨町東本荘1

 兵庫県播磨町は8日、新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け集団接種について、4月以降の毎週土曜午後と日曜、中央公民館(同町東本荘1)大ホールで行うことを想定している、と町議会臨時会で明らかにした。臨時会では、ワクチン関連費用など、計約3億100万円を増額する2020年度一般会計補正予算案が可決された。 関連ニュース 【感染症とケネディ氏】米国ではしか猛威、死者も 「反ワクチン」長官影響か 兵庫県のコロナワクチン副反応相談窓口、31日に終了 【アフリカのワクチン生産】コロナ後も遠い自給自足 米援助凍結追い打ちに

 補正予算案に関する質疑で町担当者が答えた。ワクチン接種については加古川医師会と協議を重ねているとし、会場内を4列に分けて、看護師は最大15人の配置を検討しているとの報告もあった。
 臨時会では、学校などが保護者から徴収している学校給食費を23年度に公会計化し、町が徴収する方針も示した。これに伴い、識者らが学校給食全般について調査、審議する学校給食審議会を21年度に設置する条例案も可決された。
 文部科学省は19年、教員らの勤務時間短縮などのため、給食費の徴収を自治体が担うようガイドラインを策定。臨時会では一部議員が、同年に町議会もガイドラインと同様の決議をしたにもかかわらず、時間が経過し過ぎている上、先行自治体では準備から移行まで1年未満で完了した事例もあると指摘した。(門田晋一)
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