センバツ初戦まで2週間 東播磨高 甲子園想定し実戦練習
2021/03/07 05:30
球場を広く使って実戦的な練習に取り組む東播磨高校の選手=淡路佐野運動公園野球場
第93回選抜高校野球大会に初出場する東播磨高校(兵庫県稲美町)の初戦、明豊高校(大分県)戦が、2週間後に迫る。チームは6日、淡路市の県立淡路佐野運動公園野球場に出向いて練習。普段は他部とグラウンドを共有しており、打撃や守備練習に制約があるため、甲子園球場を想定して、球場を広く使った実戦的な動きに取り組んだ。(千葉翔大)
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東播磨高校は普段、打撃練習ではテニスボールをバックネットに向かって打ち、守備練習でも外野の定位置は一部だけにするなど、他部に影響が及ばないように工夫している。グラウンド全面を使えるのは、平日早朝や土日曜に限られる。
淡路佐野運動公園野球場は両翼100メートル。施設管理を担当する美野正則さん(45)=同県明石市=は「グラウンドの黒土は甲子園と同じ。ライトからレフトに吹く風も、甲子園と似ている」と話す。
6日は当初、対外試合の解禁日だったが、新型コロナウイルスへの県の対処方針を受けて練習試合が中止になったため、実戦的な練習に切り替えた。
選手たちは紅白戦や試合形式の打撃練習に取り組んだ。守備練習ではフェンス際の打球を入念に確認。飛球を滑り込みながら捕るなど、フェンスとの距離のとり方などを確かめていた。
2年で副主将の橋本仁一朗選手(17)は「学校はグラウンドが狭く、フェンスにボールがはね返ることもない。大きな球場で練習し、ファウルゾーンやフェンスの感覚がつかめる」と話した。