新型コロナワクチン接種 加古川中央市民病院で開始
2021/03/16 05:30
ワクチン接種を受ける金田邦彦副院長(右)=加古川中央市民病院
新型コロナウイルス感染症の中等症、軽症患者を受け入れている加古川中央市民病院(兵庫県加古川市加古川町本町)で15日、医療従事者へのワクチン接種が始まった。26日までの平日10日間で、医師や看護師ら975人が接種を受ける。
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同病院によると、11日に米ファイザー製のワクチン195瓶(1瓶5回分)が届いた。全職員の約9割に当たる1760人が接種を希望。患者に接する機会が多い職員を優先した。
院内のホールを会場とし、初日は100人に接種。内科医の問診を受けてから腕に注射され、それぞれ15分間待機したが、体調不良を訴えた人はいなかった。
最初に接種を受けた金田邦彦副院長(62)は「インフルエンザの予防接種と同じような感じで、特に痛みはなかった。今後、第4波が来るかもしれず、スタッフと患者のお互いの安心につながる」と話した。
4月上旬にも2回目の接種をする予定。東播2市2町では、県立加古川医療センター(同市神野町神野)でも医療従事者への接種が始まっている。(斉藤正志)