高砂市の政策アドバイザー 北条鉄道副社長の佐伯氏就任
2021/03/30 05:30
佐伯武彦氏
兵庫県高砂市は29日、都倉達殊(たつよし)市長が民間人の登用を目指していた「政策アドバイザー」に、北条鉄道(同県加西市)副社長で前加西市副市長の佐伯武彦氏(83)=同市=の就任が決まったと発表した。
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同アドバイザーは、企業から寄付を募る企業版ふるさと納税の推進、政策課題への提言などを担う非常勤の特別職。週2、3日の勤務で、年間報酬は約130万円と想定している。
佐伯氏は加西市生まれ。姫路工業大(現兵庫県立大)を卒業した後、1961年に川崎航空機工業(現川崎重工業)に入社し、川崎重工業の常務や副社長も務めた。2011年には同市と同県小野市を結ぶ第三セクター北条鉄道の取締役に就任し、現在は副社長。
知人を介して都倉市長と知り合ったという佐伯氏は「実業界と行政の両方で培った経験を生かし、病院改革や職員の士気向上に努めたい」と話した。(笠原次郎)