東播

  • 印刷
高砂市内の道や土地の愛称を調べ、冊子にまとめた(左から)清水敏男さん、高塚洋さん、亀野忠重さん=高砂市米田町米田、米田仲よし広場
拡大
高砂市内の道や土地の愛称を調べ、冊子にまとめた(左から)清水敏男さん、高塚洋さん、亀野忠重さん=高砂市米田町米田、米田仲よし広場

 兵庫県高砂市内で古くから使われている地域特有の道について呼び名を調べてきた歴史愛好家グループが、現地へ足を運び、住民から聞き取った成果を冊子「高砂 『愛称の道』と『愛称名』」にまとめた。63カ所の道だけでなく、地名と地蔵の愛称も併せて紹介。阿弥陀、荒井など地区ごとに分け、一覧表と経路が分かる地図を写真付きで掲載している。(若林幹夫)

 グループは「愛称の道調査隊」。高塚洋さん(77)=高砂市、清水敏男さん(73)=同市、亀野忠重さん(73)=同市の3人で、実測の日本地図を作った伊能忠敬の足跡についても研究してきた。今回は、市立図書館の市民向け講座「市史ゼミ」のテーマとして2019年に調査を始め、市内7地区を2年かけて順に巡った。

 冊子の冒頭では調査背景として、暮らしに根差して使われてきた道や地名の呼び名が「殆(ほとん)ど語り継がれる事も無く死語となっている」と指摘。現地調査や地域の歴史に詳しい高齢者から聞き取った内容を「一次資料」として積み重ね、「後世への遺産として遺(のこ)しておくことが出来た」とつづる。

 阿弥陀地区でかつて採石運搬に使われた砂利道「馬力道」、旧国鉄高砂線跡を舗装した高砂地区の遊歩道「グリーンロード」など、新旧問わず紹介している。雨乞い祈願の行列が通った「雨乞い道」、葬列が通った細道「野辺送りの道」「せんど道」などは各地に残されているが、地区ごとに由来の特徴を示し、丹念な調査の跡がうかがえる。

 高塚さんら3人は「情報を集めるのは大変だったが、高砂以外でも民俗文化の掘り起こしとして取り組んでほしい」と話す。

 冊子はA4判85ページ。500冊作製し、東播地域の学校や図書館、同市内の公民館にも置いている。希望者には有料で配るが、送料を含めて要相談。

東播
東播の最新
もっと見る

天気(5月17日)

  • 25℃
  • ---℃
  • 80%

  • 25℃
  • ---℃
  • 90%

  • 26℃
  • ---℃
  • 80%

  • 26℃
  • ---℃
  • 90%

お知らせ