鶴林寺の三重塔「希望」「癒やし」の青色に 世界自閉症啓発デー

2021/04/03 21:00

青色にライトアップされた三重塔=鶴林寺

 国連の世界自閉症啓発デー(4月2日)に合わせ、兵庫県加古川市加古川町北在家の鶴林寺の三重塔が3日、ライトアップされた。県指定文化財の歴史ある建築物が、「希望」「癒やし」の意味を込めた青色に染まった。 関連ニュース トンネルを走れば“宇宙旅行”体感 神戸・六甲山 妖しく輝くSFの世界、関西有数の「工場夜景」 無数の配管、重厚なタンク、計算された機能美 “巨大モンスター”撮影に成功

 同市内の障害者支援団体などでつくる「ライト・イット・アップ・ブルー加古川実行委員会」が主催し、今年で3回目。
 同寺は同日午後4時半から無料開放され、実行委のメンバーらが、連帯を示す青色のリストバンドを配布。同7時前、三重塔が青く浮かび上がり、訪れた人たちが見入っていた。
 実行委の代表幹事、西川正人さん(70)は「こだわりが強いなど、自閉症スペクトラム障害の症状は、一見するだけでは分かりにくい。社会での理解が少しでも広まってほしい」と話した。(千葉翔大)

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