高砂の市道に「ハイビーム路線」計5路線、活用へ啓発
2021/04/11 05:30
ハイビーム活用路線で啓発する高砂交通安全協会婦人部のメンバー(右)と高砂署の福岡靖交通課長ら=高砂市曽根町
日没後の交通事故を防ぐため、兵庫県高砂市と同県警高砂署は、同市曽根町-同市荒井町小松原4の市道計5路線(計約7・3キロ)について、前照灯の切り替えを促す「ハイビーム活用路線」に指定した。同市内での指定は初めて。
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前照灯を上向きに切り替えるハイビームは、約100メートル先まで道路を照らすことができる。ただ、対向車のドライバーがまぶしいことから、車同士がすれ違う際には下向きに切り替える必要があり、使わない運転手も多いという。
同署管内では、昨年1年間で計431件の人身事故が発生。うち午後6時~翌朝6時の時間帯が約20%を占めた。同署員や高砂交通安全協会婦人部のメンバーら約10人がこのほど、同市曽根町の路上で啓発活動を展開。車を止め、運転手に「ハイビームを活用して」「気を付けて運転を」と呼び掛けた。
同署の福岡靖交通課長は「市内は街灯も少なく、夜間の運転は危険が伴う。事故を防ぐため、ハイビームを有効活用してほしい」と話した。
(千葉翔大)