加古川市長、知事選は静観「劇場型になっている」と指摘
2021/04/23 05:30
会見する岡田康裕加古川市長=同市役所
兵庫県知事選(7月1日告示、同18日投開票)で自民党の分裂選挙が避けられなくなったことについて、同県加古川市の岡田康裕市長は22日の定例会見で「市長としてどちらかにつくということは考えていない」と静観する考えを示した。
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知事選では、前副知事の金沢和夫氏と前大阪府財政課長の斎藤元彦氏が自民県連に推薦を申請し、県連内で意見が分かれた末に、斎藤氏が推薦候補に決まっている。
岡田市長は「現職が出る選挙では、お世話になったことがあれば出陣式に駆け付けることはあるが、新人候補の所にはよほどの事情がない限り行っていない」と説明した。
自民の推薦決定の経緯については「自民党の中では手続き通りなのは分かるが、途中の過程が報道され、劇場型になっている」と指摘。「これから各候補者がどういう公約を掲げて競い合っていくのか注目したい」と述べた。(斉藤正志)