コロナ差別なくそう ピンバッジ作製、医療機関に収入全額寄付へ

2021/04/25 05:30

感染者らへの差別解消を呼び掛けるシトラスリボンピンバッジ

 兵庫県加古川市社会福祉協議会(同市加古川町寺家町)が、新型コロナウイルス感染者や医療従事者らへの差別解消を目指す「シトラスリボンプロジェクト」に賛同し、ピンバッジを作った。希望者に協力金として1個500円で渡し、市内の医療機関に全額を寄付する。 関連ニュース コロナワクチン定期接種1日開始 高齢者ら対象、国助成なし コロナ感染2週ぶりに減少 前週比0・82倍 米、コロナワクチン推奨終了へ CDC諮問委、個別判断に

 黄緑色のリボンを付ける同プロジェクトは、愛媛県の市民グループが昨年4月に始め、全国に広がった。シンボルとなるリボンの三つの輪は「地域」「家庭」「職場・学校」を示す。
 ピンバッジは金属製で大きさ約2センチ。同社協と市人権文化センター(同市加古川町備後)の窓口で、「ただいま! おかえり! っていいあえるまちに」など、活動の趣旨を書いた名刺サイズのチラシと一緒に渡す。同社協は「差別のないまちになるように、少しでもシトラスリボンの輪を広げたい」としている。
 2千個作製。同社協からピンバッジを預かり、協力金集めに携わる店舗や事業所などを募っている。同社協TEL079・424・4318
(斉藤正志)

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