誤って空の注射器を刺すミス 新型コロナワクチン集団接種 加古川

2021/06/28 21:08

新型コロナウイルスのワクチン接種(資料写真)

 兵庫県加古川市は28日、新型コロナワクチン集団接種で、ワクチンの入っていない空の注射器を、80代の女性に刺すミスがあったと発表した。女性の体調に異常はないといい、同日午後に改めて接種を受けた。 関連ニュース いったん解凍したワクチン、誤って再冷凍した後に接種 神戸市 やめてっ!「消せるボールペン」 ワクチン予診票の記入で使用する人続出 見分けつかず、訂正作業が重荷に 使いにくいワクチン注射器「こんなの臨床で使わない」 国が配布、半端の廃棄増加

 市によると、26日午後3時ごろ、同市立総合体育館で看護師が女性に接種した際、通常よりも軽い感覚に気付いた。他の看護師がワクチンの入っていた瓶を確認すると、残量が多かったという。
 ワクチンは別の看護師が生理食塩水で希釈し、1瓶から注射器6本に充填後、薬剤師が瓶と注射器を確認するが、充填漏れに気付けなかった。女性には空気を注射したことになるが、市は「少量なので健康に影響はない」とする。(斉藤正志)

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