コウノトリ加古川に 地元の松尾さん、水田で撮影

2021/07/20 05:30

水田を歩くコウノトリ=加古川市八幡町宗佐(松尾信一さん提供)

 兵庫県加古川市八幡町宗佐の水田に19日朝、コウノトリ1羽が飛来した。近くに住む工芸家松尾信一さん(58)が目撃。足輪や発信器を体に付け、足元をついばむ様子をカメラに収めた。 関連ニュース 台風7号兵庫を縦断、21人重軽傷 13市町34万人に避難情報 県、被害相次いだ香美町に災害救助法を適用 JR西、16日の始発から運転再開 福知山線や播但線など一部区間は昼~夕方に 「曽祖父の戦争知りたい」神戸の高校生 祖母の記憶継承、平和願う気持ち新たに

 松尾さんによると、午前5時ごろ、近所に住む父親から「コウノトリらしい鳥がいる」と連絡があり、すぐに駆け付けた。30分ほど水田を歩き回り、餌をついばんだ後、西の方へ飛び去ったという。八幡町内で4年前にもコウノトリを見たという松尾さんは「やっぱり迫力がある。宗佐にも餌場になる田んぼがあると思うとうれしい」と話した。
 コウノトリはここ数年、東播磨地域への飛来が増え、東播磨県民局によると、2020年度は過去最多の93羽が目撃された。毎年、餌場を求め、秋冬にやって来ることが多い。担当者は「これから飛来シーズンが来るので、見掛けたら、ぜひ写真を送ってほしい」と呼び掛けている。同県民局県民課TEL079・421・9026
(広岡磨璃)

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