高さ9mの多肉植物が数十年に1回の開花 高砂のリュウゼツラン

2021/07/25 05:30

高さ約9メートルに成長したアオノリュウゼツラン=高砂市高砂町東浜町

 数十年に1度しか咲かず、その後枯れてしまう中南米原産の多肉植物「アオノリュウゼツラン」が、兵庫県高砂市高砂町東浜町の堀川沿いで、小さな黄色の花を付けている。 関連ニュース 台風7号兵庫を縦断、21人重軽傷 13市町34万人に避難情報 県、被害相次いだ香美町に災害救助法を適用 JR西、16日の始発から運転再開 福知山線や播但線など一部区間は昼~夕方に 「曽祖父の戦争知りたい」神戸の高校生 祖母の記憶継承、平和願う気持ち新たに

 先のとがった葉が放射状に広がって根元に密集し、竜の舌を連想させることから「龍舌蘭(りゅうぜつらん)」と呼ばれる。空へと高く伸びた株は、命が尽きる前に1度だけ花を咲かせ、最後は根元に子孫を残して枯れてしまう。
 高砂の株は、江戸時代後期の土蔵で国登録有形文化財の「松宗蔵」(高砂町東浜町)と東側の堀川との間にあり、高さ約9メートル。今月10日ごろに下から順に咲き始めており、しばらく観賞できる。
 近くに住む男性(62)は「立派で南国ムード満点。とても珍しい花なので、じっくり見ておきたい」と話していた。(笠原次郎)

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