世界記録へあと1個…箸で豆の移動でギネス挑戦の12歳・坂崎由依さん

2021/08/25 05:30

箸で豆を素早く移動させ、ギネス世界記録に挑む坂崎由依さん=いなみっこ広場

 箸を使って30秒間で豆を移動させた個数を競うギネス世界記録に24日、稲美中学校(兵庫県稲美町岡)の1年坂崎由依さん(12)が挑戦した。ギネス世界記録公式認定員もオンラインで見守る中、世界記録の25個まであと1個と肉薄。坂崎さんは「夏休みの思い出になった」と笑顔を見せた。 関連ニュース アンリの「フィナンシェ」6年連続ギネス認定 年間販売2909万個 「絶対無理」に挑戦、突破、感無量…板前さんが“げた履きマラソン”のギネス記録更新 世界最小の恐竜卵、ギネス記録認定 兵庫県丹波市で発見

 全国約4400カ所の児童館を支援する一般財団法人「児童健全育成推進財団」(東京)が主催した。2~16日に予選があり、児童館を利用する5~18歳の計515人が参加。種目は、ふたの上に豆を置き、30センチ離れた空の瓶に箸を使って移し替える形式で、坂崎さんを含め、予選上位の3人が世界記録に挑戦した。
 会場の子育て交流施設「いなみっこ広場」(同町岡)では、坂崎さんの母麻紀さん(46)も応援。他の挑戦者が利用する東京都と愛知県の児童館2カ所がオンラインで結ばれ、順番に挑んだ。本番に向けて豆を移しやすい箸の形状などを研究したという坂崎さんは、予選を上回る24個を記録し、2位にも大差を付けた。
 坂崎さんは「これまでギネスは遠い存在で、自分が挑戦するとは思っていなかった。日本一になったことを友達にも自慢したい。頑張ったから、お兄ちゃんにアイスを買ってもらう」と話した。(千葉翔大)

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