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商品をアピールする寄玉昌宏社長(右)と、かつて高砂染を手掛けた尾崎家の子孫、尾崎高弘さん=高砂市高砂町鍛冶屋町
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商品をアピールする寄玉昌宏社長(右)と、かつて高砂染を手掛けた尾崎家の子孫、尾崎高弘さん=高砂市高砂町鍛冶屋町

 旧姫路藩の特産品で、約100年前に製法が途絶えた「高砂染」の再興を目指す会社「エモズティラボ」(兵庫県高砂市)が、紫、赤、緑色などの高砂染柄をあしらった風呂敷やマスクなど5種類の新作を作り、3~5日に発表販売会を開く。会場は、染物屋の旧宅を改装した古民家「高砂や」(同市高砂町鍛冶屋町)。同社は今後、販売会を定期的に開催する予定で、今回の催しが「再興に向けて大きな前進となる」と意気込む。(笠原次郎)

 高砂染は松枝模様の上に、長寿と夫婦円満の願いを込めた縁起物の図柄が重ねられている。モチーフは夫婦和合の象徴として知られる高砂神社(同市)の「相生の松」で、結婚式で披露される謡曲「高砂」とルーツが重なる。図柄には、相生の松の精である老夫婦「尉(じょう)と姥(うば)」が手にする竹箒(たけぼうき)、熊手などがある。江戸時代には、大奥に献上されていた高級品だったという。

 同社は、かつて高砂染を手掛けた染物屋の子孫の協力を得て、2018年から、「高砂の相生の松」の頭文字を組み合わせたブランド名「a.m.ta.(アムタ)」で各種商品を開発。これまでは単発のイベントなどで取り扱ってきたが、同時に複数の新作を発表するのは今回が初めて。今後、これらの商品を定期的に販売していく。

 風呂敷は、絹100%のちりめんに図柄をあしらい、高級ブランド品を扱う大阪府内の工場で製造する。ハレの日に贈り物を包むことを想定し、1枚3万5200円。1枚の布から作る「あずま袋」(7200円)は、より普段使いに適している。

 形が2種類あるマスク(2200円)や、サイズによって価格が異なる店舗用包装紙も。また尉と姥を題材に青と緑で1組となるろうそくを作り、高砂染柄の敷布(830円)も用意した。各商品は濃淡の違う紫、赤、緑色などそれぞれに縁起物を組み合わせ、図柄が18種類ずつある。

 発表販売会は、午前10時半~午後6時半。10日以降は毎週金曜午前10時~午後2時、同会場で販売会を開く。同社の寄玉昌宏社長(36)は「色とりどりの高砂染の柄を楽しんでもらえたらうれしい」とアピールする。

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