在園児ゼロの両荘幼稚園を閉園へ 加古川市、来年3月末で
2021/09/08 05:30
神戸新聞NEXT
兵庫県加古川市教育委員会は、在園児がおらず休園中の市立両荘幼稚園(平荘町山角)を、来年3月末で閉園とする方針を決めた。少子化や保育ニーズの高まりを受け、今後も園児数の増加が見込めないためという。
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同園は2004年4月、上荘、平荘の両幼稚園を統合して開園。4、5歳児が11年度に41人いたが、18年度には13人に減少。同年度の募集には応募がなく、19年度には5歳児2人のみになっていた。2人が卒園後の20年4月からは休園している。
一方、両荘地区には、給食のある認定こども園が2園ある。19年10月からの幼児教育・保育無償化を受け、保育の需要が高まっていることも園児減少に影響したとみられる。
市は、12月の市議会定例会に、両荘幼稚園の廃止に関する条例改正案を提出する方針。(斉藤正志)