衆院選・兵庫10区 立候補者に聞く(上) 渡海紀三朗氏(73)自・前=公推薦
2021/10/21 05:30
渡海紀三朗氏
■研究者育つ環境つくる
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気鋭の若手候補として38歳で初当選してから35年。10期目を狙う選挙に、「前回選より、やる気になっている。やりたいことがある。自分がやらねばならないことがある」と意欲は衰えを知らない。
播磨灘沿岸部を東西に結ぶ「播磨臨海地域道路」は、優先整備される約36キロのルート帯が決まり、事業化を目指して構想が進む。整備を促進する国会議員連盟の会長として、さらに前進させる決意を新たにする。
“ライフワーク”として取り組む科学技術・イノベーション(技術革新)は、世界的な研究者を育て、科学技術立国を目指す10兆円規模の大学ファンド創設が緒に就いたばかりだ。関係者から「渡海さんがいなくなったら困ります」と言われることもある。
物理学の専門家らの話には、時に仕事を忘れるほどのめり込む。「半分は国家のため、半分は趣味。生まれ変わったら、物理学者になりたいくらいだから」と心を躍らせる。
野球は幼い頃からの阪神ファン。親交のある矢野燿大監督を応援する。(斉藤正志)
【メモ】渡海紀三朗(とかい きさぶろう)1948年、高砂市生まれ。早稲田大理工学部建築学科卒。設計会社勤務を経て、86年の衆院選で初当選。趣味は映画や音楽鑑賞。座右の銘は「信なくば立たず」。
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