衆院選・兵庫10区 立候補者に聞く(下) 隠樹圭子氏(50)立・新

2021/10/22 05:30

隠樹圭子氏

■終末期の介護医療充実 関連ニュース 「2馬力選挙」巡り議論本格化 兵庫県知事選などで論点 来夏の参院選控え、公選法のあり方課題 健全な選挙のため法整備を 兵庫県議会が国に意見書提出 参政党が建築士の藤原氏擁立 次期参院選兵庫選挙区

 -国政で実現したい政策は。
 「終末期の介護や医療を変える。自宅で最期を迎えたいという要望を、介護保険サービスの見直しや総合診療医による訪問医療の充実で、今の財源規模と変わらない形でかなえたい」
 -兵庫10区をどう見る。
 「特定の議員が強固な地盤を持つ選挙区には、政治に失望した人が多い。有権者に選択肢を示したい。要望の多い交通渋滞対策も含め、地方の裁量で使える一括交付金を復活させて、ビジョンある首長を後押しする」
 -過去の地方選挙では維新公認で立候補している。
 「要請を受け立候補したが、当時は『改革』の名の下、党(維新)の方針を見極められなかった。立憲民主の枝野幸男代表の言葉に共鳴し、もう一度政治を変える側に回ろうと決意した」
 -岸田内閣をどう見る。
 「国会で予算審議をしないままの選挙は問題。広島選出だが、核兵器禁止条約批准を目指さない。『聞く力を持っている』と言うが、地元の声に触れていない。再分配は野党と同じ政策。問題意識があるなら、なぜ今まで進めなかったのか」(聞き手・広岡磨璃)

 【特集ページ】衆院選2021

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