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梅谷七右衛門清政らの功績を伝える展示物=播磨町郷土資料館
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梅谷七右衛門清政らの功績を伝える展示物=播磨町郷土資料館
清政が阿閇神社で復活させた秋祭りのミニチュア。江戸時代の様子を再現した=播磨町郷土資料館
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清政が阿閇神社で復活させた秋祭りのミニチュア。江戸時代の様子を再現した=播磨町郷土資料館

 江戸時代に東本庄村(現在の兵庫県播磨町の一部)で生まれ、地元の発展に貢献した庄屋の梅谷七右衛門(しちえもん)清政(1683~1762年)を中心に、郷土の先覚者の功績を伝える播磨町郷土資料館特別展が、同町大中1の同館で開かれている。清政が多額の借金を抱えながらも、水害からの復興や社寺の再建に尽力したことを示す史料やパネルなど計約90点が並ぶ。21日まで。(門田晋一)

 町教育委員会が今年1月、清政が村の生活や自身の生涯を書き記した「愚胸(ぐきょう)記」▽寺院「無量寿院」(同町西野添3)に妻の死を悼んで建立した「三界萬霊(さんがいばんれい)地蔵尊」▽魚介類への感謝や成仏を祈念して建てた「魚介類供養塔」-の計3点を町の文化財に指定。同館はこれと同町ふるさとの先覚者顕彰会発足20周年を記念し、清政にスポットを当てた特別展を初めて企画した。

 展示では、清政が16歳で庄屋を継ぎ、同時に父親の負債も背負ったと説明。当時、村は風害での米価高騰や不漁で困窮しており、治めていた姫路藩主に直談判し、金を借りて村人に分配した。新田開発や喜瀬川の改修工事などインフラ整備にも注力し、村の財政を安定化させ、5年後には藩への返済を完了。さらに、自身は魚問屋を始め、10年かけて私的な債務の返済も終えたことを伝える。

 阿閇(あえ)神社(同町本荘4)の社殿修復や蓮花寺(同町北本荘7)の再建にも尽力するなど、厚い信仰心にも注目。同神社で100年以上も途絶えていた秋祭りを復活させ、太鼓やみこしを新調したことに触れる。江戸時代の祭りの様子を再現したミニチュアも展示している。

 井上珠彦館長(69)は「自分のためではなく、多くの人を救うために汗を流した清政の功績を知ってほしい」と話す。

 無料。午前9時半~午後5時。月曜休館。同館TEL079・435・5000

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