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二木芳人氏
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二木芳人氏

 東播懇話会(事務局・神戸新聞東播支社内)の11月例会が15日、JR加古川駅南の加古川プラザホテル(兵庫県加古川市)であった。昭和大医学部内科学講座臨床感染症学部門客員教授の二木芳人氏が「新型コロナウイルス感染症の現状と今後-感染収束へのシナリオは?」と題して講演した。要旨は次の通り。

 感染第5波はどうして大きな波になったのか。感染力の高いデルタ株をむざむざ流入させたことや、緊急事態宣言に対する気の緩みが要因だ。一方で急速な収束は、ワクチン接種率の向上と人流の抑制、人々の慎重な行動が寄与している。新しい変異ウイルスが現れていないことも大きい。

 今のうちに医療提供体制を整えておくことが重要だ。第6波では、これまでのようには重症者は出ず、軽症や無症状の人がかなり出るだろう。その人たちを毎日、医療従事者がチェックする体制が必要だ。検査も重要だが、日本の体制は世界的に見て最悪だ。今は希望者が薬局などで買って検査しているが、無料で全国民が何度でもできるようにするのが国の務めだ。

 3回目の接種を急ぎながら基本的な感染対策を継続し、12月前半までに医療提供体制を整えられれば、医療は逼迫(ひっぱく)せず、第6波は小さな波に収められる。

 ワクチンが世界中に行き届くにはあと2年かかる。ウイルスの変異によっては、最短6年で普通の風邪ウイルスになる可能性もある。いずれは征服できるが、人間の側も変わらなければならない。パンデミック(世界的大流行)は地球環境破壊が原因。一人一人が今何ができるかを考えることが、次のパンデミックを遅らせ、感染症に強い社会をつくることにつながる。(まとめ・広岡磨璃)

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