診療所の駄菓子店、小学生に人気 接客は障害者「楽しい」
2021/12/12 05:30
「だがし屋キューブ」を営む(左から)のじぎく高砂の井上恒夫理事長、ルミエール利用者の赤松大輔さんと、企画に携わった日の出医療福祉グループ「奉志会」副理事長の松尾太郎さん=稲美町国岡
兵庫県稲美町国岡の大西メディカルクリニック内に、障害者が接客する駄菓子店「だがし屋キューブ」がある。オープンから4カ月。店頭には個包装のガムやスナック菓子など約160種類が並び、地元の小学生らが好きな商品を選ぶ姿が定着してきた。(若林幹夫)
関連ニュース
障害者差別許さない 相模原殺傷事件10年 姫路で追悼集会、施設利用者ら意見交換
20代元会社員→うつ病で退職し障害年金で生活 「働いたら打ち切り?」 就労前に知りたい支給の条件と相談先【社会福祉士が解説】
「集団指導では対応が難しい」スイミングスクールで入会断られた知的障害の小3男児 障害に応じた指導を受けられる選択肢とは【社会福祉士が解説】
商品の陳列やレジ打ちを担当するのは、同町六分一の就労継続支援B型事業所「ルミエール」の利用者たち。20~40代の男女4人が交代で事業所職員と一緒に店に立つ。商品の値段は子どもたちがお小遣いの範囲内で買い物でき、計算しやすいように5円か10円単位に設定。幅広い世代に利用してもらおうと、大手コーヒーチェーン店で使われている機器を導入し、カフェコーナーも併設している。
店番を担当する男性(29)は「最初は商品の値段を覚えるのが大変だったけど、子どもたちがグループになって選んでいるのを見るのが楽しい」と話す。
ルミエールなど障害福祉サービス事業を手掛けるNPO法人「のじぎく高砂」(同県高砂市)は、同クリニックが所属する日の出医療福祉グループの賛助会員。駄菓子店は8月、障害者の働く場を確保しながら地域に貢献するために開店した。2階には子どもらが自由に使える自習室もある。午前10時~午後5時。日曜定休。