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自社工場などに電力を供給している太陽光発電所=稲美町印南(二川工業製作所提供)
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自社工場などに電力を供給している太陽光発電所=稲美町印南(二川工業製作所提供)
岡田康裕市長(右)に受賞を報告した二川昌也社長=加古川市役所
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岡田康裕市長(右)に受賞を報告した二川昌也社長=加古川市役所

 自社の太陽光発電を中心に、再生可能エネルギーで兵庫県内工場の全電力を賄う形にしている建設機械装置部品製造「二川工業製作所」(加古川市平岡町二俣)が、部品を調達する外部のサプライヤーにも、電力供給先を広げている。脱炭素の取り組みが評価され、昨年11月に、環境負荷低減に貢献した団体を表彰する「グリーン購入大賞」の優秀賞に選ばれた。(若林幹夫)

 同社は、東日本大震災発生後の2014年に太陽光発電事業に参入。ため池にパネルを浮かべる「ため池ソーラー」を中心に、九州から東北まで計40施設を所有し、年間発電量は約48ギガワット(1ギガワット=100万キロワット)に上る。

 全量売電だが、提携する小売り電気事業者アスエネ(東京)の技術を活用し、発電所と工場に設置したメーターで、消費する電力が再生エネ由来だと証明することを可能にした。20年12月から加古川市などの工場7カ所は、稲美町内2カ所の発電所の電力を充てる。

 製造業界では、サプライチェーン(部品の調達・供給網)を含めて温室効果ガス排出量実質ゼロを進めるのが、世界的な流れとなりつつある。自社消費は年間約6ギガワットで全体の一部のため、取引するパイプ、金属部品メーカーやプラント工事会社にも供給することにした。各社の施設にメーターを設置し、少なくとも3社に年間約1・1ギガワットを提供しているという。

 今回の賞は環境や社会に配慮した製品購入を促進するため、企業や行政が設立した「グリーン購入ネットワーク」が主催。二川工業製作所は中小企業部門で受賞した。今後、自社とは直接関連しない事業所への供給も検討しているという。

 同社の二川昌也社長は昨年12月の表彰式後、加古川市の岡田康裕市長を表敬訪問し、「最初は自社のために太陽光発電を始めたが、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出の実質ゼロ)やSDGs(持続可能な開発目標)など社会的な意義を持つようになった。社員を含めてうれしく思う」と話した。

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