3市町合同のコロナワクチン接種 5~11歳予約埋まらず
2022/03/11 10:30
神戸新聞NEXT
兵庫県加古川市、稲美、播磨町が合同で同市役所で行う5~11歳の新型コロナウイルスワクチン集団接種について、同市は4月からの新6年生約2600人に接種券を届けたが、10日時点で、設定した3日分計371人の予約枠が1割程度埋まっていない。副反応などを不安視し、効果を見極めようとする保護者が一定数いるためとみられる。
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小児科医の数が限られる中で効率的に接種するため、3市町は合同で実施することを決定。加古川市は4日までに新6年生に接種券を発送し、8日には新5年生のうち9月末までに誕生日を迎える約1200人にも送った。
集団接種初日の今月6日、加古川市役所新館10階の会場で接種を受けたのは、180人分の予約枠に対し半数未満の86人だった。10日午前の時点で、接種日に設定した13、19、20日の3日間の枠計371人分に対し、約9割の計326人が予約している。同市は今後、さらに接種日を設けていく方針。
予約は各市町で受け付ける。加古川市は電話、インターネットで対応。稲美町は接種券の交付を、窓口かファクス、郵送で申請する必要がある。播磨町は原則、窓口で副反応などを保護者に説明してから発行している。
高砂市は既に、新4~6年生約2500人に接種券を発送した。医療機関での個別接種は、12日から順次始まる。(斉藤正志)
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