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焼かずに作る消臭機能付き室内タイル「タツタイルS」をアピールする岸本憲征さん=ケープラン
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焼かずに作る消臭機能付き室内タイル「タツタイルS」をアピールする岸本憲征さん=ケープラン

 兵庫県高砂市内で産出される石材「竜山石」を使った消臭効果のある建築資材を手掛ける、加古川市野口町北野の住宅リフォーム会社「ケープラン」が、その特性を生かした室内用タイル「タツタイルS」を開発した。一般的なタイルとは異なり焼かずに固めるため、製造過程で二酸化炭素を出さず、地球環境にも優しい。メーカーと協力して量産化を実現。大量注文にも応じられるようになった。(若林幹夫)

 竜山石は高級石材で、古墳時代の石棺や国会議事堂などにも使われてきた。同社は、加古川東高校地学部が確認したその調湿機能に着目。粉末状にして壁に塗る素材や、セメントで固めた室内用タイル、袋詰めした石などの消臭剤を商品化してきた。

 特に「タツタイル」と名付けたタイルは、県立工業技術センター(神戸市須磨区)の試験で、石の風化で開いた無数の細かい穴が、汗の臭いや加齢臭の成分を吸収する効果を実証。テレビでも紹介されたが、1日200~300個の製造が限界で、大量注文は断っていたという。

 今回新たに開発した「タツタイルS」は、セメントの代わりに粘土や石灰を使い、カルシウムイオン水で固める製法を採用。岐阜県多治見市のタイルメーカー「加納」と連携し、最大で従来の3倍の製造量を可能にした。さらに臭い解消につながる調湿効果も、大手他社の同種商品を上回るという。

 製造方法などは特許を申請中。本年度にオープンする予定の、兵庫五国の魅力を伝える博物館施設「ひょうごはじまり館」(神戸市兵庫区)にも使われる。

 ケープラン社長の岸本和樹さん(64)は、「環境に優しい点は時代に合っている」。同社統括部長の次男憲征さん(34)は「たくさんの人に竜山石の良さを感じてほしい」と話す。1平方メートル当たり1万9千円(税抜き)。同社TEL079・426・1376

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