20mのターザンロープ、ローラースライダー…「こどもの国」が一新 稲美中央公園

2022/04/09 05:30

リニューアルオープンした稲美中央公園「こどもの国」で遊ぶ子どもたち=稲美町国安

 兵庫県稲美町国安にある稲美中央公園内の「こどもの国」が、リニューアルオープンした。遊具の老朽化が目立っていたため、同町が昨年9月から工事していた。新たにターザンロープや車いすのまま上れる滑り台などを設け、年代や障害の有無に関係なく遊べる遊具がそろう。 関連ニュース 五輪で注目のボルダリング 考える力も磨ける知性の競技 保育・教育施設などで設置進む <阪神駅前情話>香櫨園駅 遊園地が消えて閑静な住宅街に 「手を上げて、右、左」 その名も「交通公園」、公園内に道路や信号 尼崎、西宮、赤穂に存続

 同公園の遊具は設置から30年以上経過し、町は安全確保のために更新を決めた。それに合わせて住民や町議から、誰もが分け隔てなく楽しめる「インクルーシブ遊具」の導入を求める声もあったという。
 今回13の遊具を新設し、三つの遊具もリニューアル。既存のものを含めると全19基となった。頂上にフクロウがあしらわれた高さ約8メートルの複合遊具は、ローラースライダーなど計3種の滑り台が楽しめる。新設のターザンロープは全長20メートル。シーソー、ブランコも新しくなった。
 通路もベビーカーなどを押して歩けるように舗装し、駐車台数も34台増やした。トイレは洋式とし、手洗いの蛇口も自動水栓化。リニューアルや周辺整備の総工費は1億7300万円。
 1日のオープン初日に訪れた女性=同町=は「ベビーカーで公園に入れるようになり、便利になった」。長女(12)は「ローラースライダーがこれまでよりも滑りやすくなったし、むっちゃ楽しい」と笑顔だった。(門田晋一)

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