「花の寺」花盛り モッコウバラやシャクナゲ、スズラン…続々見頃に 加古川・円照寺

2022/04/26 18:14

見頃を迎えたモッコウバラ=加古川市志方町広尾、円照寺(撮影・笠原次郎)

 甘い香りを漂わせる「モッコウバラ」が、兵庫県加古川市志方町広尾の円照寺で満開となった。境内ではシャクナゲやボタン、約1万本のスズランなども見頃に。上月義宗住職(75)は「これほどまでに多くの花が同時に咲くのは珍しく、百花繚乱の趣がある。今冬の厳しい寒さに耐え、一気に開花したためでは」と話す。 関連ニュース 「空色」の花一面、風に揺れ 淡路・国営明石海峡公園でネモフィラ見頃 「幻の植物」別名「羊食い」が3株同時開花 チリ原産「プヤ・チレンシス」 春に紅葉? 新緑の里山、モミジが彩り 赤、黄、白…360種 丹波の「もみじ園」

 モッコウバラは中国原産で、漢字では「木香薔薇」と書く。上月住職の妻博子さん(74)が約20年前に友人から株を譲り受けて植え、周囲の草を引くなど手を掛けてきた。
 現在は直径3センチほどの八重咲きの花を5、6個付けた花房が連なる。つるが庫裏の壁を伝って高さ約7メートルにまで伸び、鮮やかな黄色の花が2階の窓際も彩っている。
 毎年見に来ているという高砂市の主婦(50)は「今年も花の色合いが鮮やかで、ボリュームも見事ですね」と感心していた。モッコウバラの見頃は30日ごろまで。同寺TEL079・452・2067
(笠原次郎)

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