6年に及ぶ不妊治療を経験して子どもができなかった兵庫県稲美町の女性が、子どもがいないことで社会や地域でつらい思いをしている人たちの支えになりたいと、4月からお話し会を始めた。「同じような経験をしたからこそ、理解できることがあると思う。気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。(増井哲夫)
高校家庭科の非常勤講師、村田由比子さん(55)=稲美町。30歳で結婚し、程なく大阪市内の不妊治療専門医を訪ねた。まだ若かったが、「どうしても子どもが欲しい」と伝えると、医師も「そんなに悩んでいるなら」と理解してくれた。
体外受精を繰り返し、顕微授精までしたがうまくいかない。しかも、不妊治療に伴う体への負担は想像以上で、年月とともに「ここまでしているのになぜ…」との不安だけが募った。
行政による子育て支援が本格化する中でさらに孤立感を深めた。「子どもはかわいいよ」との友人の言葉、近所のおばさんがくれた子宝祈願のお守りにさえ心を痛めた。
夫は不妊治療に非協力的で、どんなことをしているのかにも関心を示さなかった。「つらそうにしている私をいたわることさえなかった」といい、次第にうつ状態に。学校も退職した。そして6年間続けた不妊治療を諦めた。
義父母の介護もあり、結婚生活を15年間続けたが結局、離婚。その後、現在の夫と出会い、2012年に再婚して稲美町に移り住んだ。
「子どもを産み育てること」の呪縛からは解放されたが、ずっと気になっていたことがあった。「あの時、自分の思いを言える相手がいたら」
かつての自分と同じ思いをしている人の支えになろうと決意し、お話し会を計画。地域のつながりを広げるイベントを展開するグループ「道親くらぶ」の協力で、今年4月から毎月第4木曜、同町野寺の母里福祉会館で開くことになった。村田さんも参加し、互いに体験を聞き合うなどしていく。
村田さんは「子どもがいなくても寂しくない。子どもがいる、いないで人生が変わるものではないと伝えたい」と話す。
次回は5月26日午前10時~正午。参加無料。問い合わせはメール(chappymaharo@gmail.com)で。

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