「昇りフジ」カラフルに初夏華やぐ 加古川でルピナス4千株見頃

2022/05/08 20:27

フジの花を逆さにしたように見えることから「昇りフジ」とも呼ばれる「ルピナス」=加古川市志方町横大路

 フジの花を逆さにしたように見えることから「昇りフジ」とも呼ばれる「ルピナス」が、兵庫県加古川市志方町横大路で見頃となっている。紫、黄、赤、ピンクなど色とりどりの花4千株が、約千平方メートルの畑に広がる。 関連ニュース 「幻の植物」別名「羊食い」が3株同時開花 チリ原産「プヤ・チレンシス」 「空色」の花一面、風に揺れ 淡路・国営明石海峡公園でネモフィラ見頃 18歳以上だけ迫れる謎…怪しい!?美女の看板に誘われて

 マメ科で、地中海地方が原産。花は縦に40センチほどにもなる。横大路地区では地元のボランティアグループ「ふれあい農園」が地域活性化を目指し、2008年に休耕田で栽培を始めた。
 これまで開花に合わせて「ルピナスまつり」を開いてきたが、新型コロナウイルス禍で一昨年から3年連続で中止に。同グループの石原明昭(としあき)代表(80)は「カラフルで明るい花を見て、少しでも元気な気持ちになってほしい」と話す。
 花が咲く畑は、臨時駐車場として開放中の「横大路児童公園」の北側にある。10日ごろに満開となる見通しで、20日ごろまで観賞できそうだという。(笠原次郎)

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