高砂巡る自転車マップ 全長37キロ、3時間のコース紹介

2022/08/18 05:30

高砂ちゃいくりんぐマップをアピールする市職員=高砂市役所

 兵庫県高砂市内の観光名所を自転車で回る一助にと、市観光交流ビューローが「高砂ちゃいくりんぐマップ」を作成した。全長約37キロ、3時間ほどのコースで、自転車で爽やかに風を切りながら、剣豪宮本武蔵とその養子伊織の生誕地碑、高砂海浜公園などを巡ることができる。 関連ニュース レンタサイクルで丹波篠山の観光を 「国際博」向け設置 子ども用「トレーラー」も 町並みに合うヘルメットラック 篠山産高3年の4人が手作り、レンタサイクル用に <ローカル+α>大鳴門橋自転車道 年間35万人利用、初年度9億円の経済効果想定 兵庫県、24年度から着工

 高砂市の市域は、最長で南北約10キロ、東西約8キロとコンパクトで、ほぼ全域が平地。自転車で走りやすいことから、市は昨年から「高砂ワクワク自転車プロジェクト」と題し、自転車で訪れた場所を交流サイト(SNS)に投稿してもらうなど、PRに力を入れている。
 マップはA4判7ページで、コース内の名所を、写真と文章でアピールしている。ルートには、御神体「石の宝殿」が水に浮いているように見える生石神社や、幕末から明治期の偉人渋沢栄一が木綿を販売し、役所の開設準備をした今市地区なども組み込む。
 兵庫県歴史的景観形成地区に指定されている、旧高砂町の碁盤の目のような町並みも紹介。市の担当職員は「自転車を降り、古民家カフェなどを歩いて回っては」と提案する。
 3千部作り、市内のレンタサイクル店や観光案内所などに置いている。市観光交流ビューローTEL079・441・8076
(笠原次郎)

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