力士登場に児童「ゴジラやん」の歓声 加古川出身の幕下・大辻、母校で相撲教室を見学
2022/09/29 05:30
母校の氷丘小学校で開かれている相撲教室に顔を出した幕下大辻。児童の熱戦を見守った=加古川市加古川町中津
大相撲の幕下28枚目で兵庫県加古川市出身の大辻(18)=本名・大辻理紀(りき)=が28日、母校の氷丘小学校(同市加古川町中津)で開かれている児童対象の相撲教室を見学した。身長180センチ、体重137キロの大柄な体格に、男児から「ゴジラやん」と歓声が上がった。
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大辻は2019年春、全国中学校選手権個人2位の実績を引っさげ、報徳中から高田川部屋に入門。突き、押しを武器に番付を上げ、今月の秋場所は4勝3敗と勝ち越した。
相撲教室は19年6月、大辻の「加古川に相撲が根付いていない。僕をきっかけに道をたどれるようにしてほしい」との希望を受け、兄の利央(りお)さん(26)=大阪体育大学職員=を中心に月2回開設。地域ボランティアが指導する市の「チャレンジクラブ」の一環として行っている。
新型コロナウイルスの影響で、大辻が教室を訪問するのは初めて。腰に挟んだひもを奪い合う「しっぽ取り相撲」を見守り、白熱した取組に拍手を送った。この日参加した児童15人の約半数が女児で、大辻は「多くてびっくり」と、性別を問わない盛況ぶりに目尻を下げていた。(有島弘記)