「花*花」と生徒がつくる未来の校歌 「平荘湖」「桜」…歌詞に盛り込んで 加古川・両荘地区、統合予定の小中3校
2022/10/29 05:30
生徒に拍手で迎えられる「花*花」のこじまいづみさん(中央)とおのまきこさん(左)=加古川市平荘町山角、両荘中学校
兵庫県加古川市両荘地区に2024年度開校する、小中一貫の義務教育学校「両荘みらい学園」の校歌を手がける音楽デュオ「花*花」が28日、統合する平荘小、上荘小、両荘中を訪れた。児童や生徒から、校歌に盛り込みたい言葉を聞き、曲のイメージを膨らませた。
関連ニュース
音楽デュオ「花*花」が校歌を作詞作曲 盛り込みたいフレーズ募集 加古川両荘地区の小中一貫校
花*花が18年ぶり凱旋ライブへ 高砂出身 「あ~よかった」「さよなら大好きな人」
加古川市初の小中一貫校、校名は「両荘みらい学園」 上荘小と平荘小、両荘中を統合 2024年開校
花*花のこじまいづみさん、おのまきこさんは、ともに高砂市出身で、こじまさんは加古川市生まれ。「あ~よかった」「さよなら大好きな人」などのヒット曲で知られる。
2人は午前に両小学校を訪れ、午後からは、文化祭を催していた同中学校を訪問。体育館に登場すると、事前に知らされていなかった全校生徒や保護者は、驚きながら拍手で迎えた。
生徒たちは、校歌に使ってほしい言葉を発表。統合する3校の校歌に入っている「加古の流れ」や、「平荘湖」「桜」「未来へのバトン」などを挙げた。
こじまさんは「大人になっても忘れたくないことは何ですか」と質問。生徒は「仲間のことは何年たっても思い出したい」などと答えた。
おのさんは「9年間、歌ってもらえるので、いい校歌だなと思ってもらえるようにしたい。楽しみに待っていてください」と呼びかけた。こじまさんは「卒業して、しんどいこと、寂しいことがあった時、ふと思い出して、友達の顔が浮かぶような歌をつくりたい」と話した。(斉藤正志)