世界遺産で国宝の姫路城(兵庫県姫路市)で4月、夜間に修復工事用の足場を伝ってやぐらを越え、大天守近くまで侵入したとして、県警が福岡県の男性3人を建造物侵入容疑で書類送検したことが30日、県警への取材で分かった。19日付。「きれいな姫路城を近くで見たかった」と容疑を認めているという。文化財の破損はなかった。
県警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。姫路城管理事務所によると、3人は4月27日夜、やぐらの修復のために組まれた足場から侵入し、午後10時半ごろにセンサーが発動した。事務所は翌28日、姫路署に被害届を提出した。
