新型コロナウイルス対策で国が個人事業主らに支給する持続化給付金計200万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は2日、詐欺容疑で国立印刷局の大保勇也容疑者(21)=埼玉県川口市、椎葉崚容疑者(20)=東京都北区=の職員2人を逮捕した。
捜査2課によると、大保容疑者は会員制交流サイト(SNS)で知り合った男から手口を教わったとみられる。6~8月には椎葉容疑者ら職場の同僚や知人ら数十人に不正受給を指南し、一部を報酬として受け取った疑いもあるという。数十人の詐取額は計数千万円に上る可能性があり、同課が詳しく調べている。
