新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を、申請資格のない顧問先の社員に指南し不正受給したとして、詐欺容疑で逮捕された大阪国税局OBの元税理士山本愉章容疑者(43)=大阪市東淀川区=が、5月に給付金事業が始まった当初に自身や親族ら名義で不正受給に成功し、顧問先企業へも勧誘を広げていったとみられることが2日、大阪府警への取材で分かった。
東淀川署は1億円以上をだまし取ったとみており、同日、山本容疑者と、共犯として逮捕した山本容疑者の税理士事務所元従業員今井剛史容疑者(35)=京都府木津川市=を送検した。
