福島県田村市の本田仁一市長(58)が中元や歳暮として、市内の有権者にハムやソーセージの詰め合わせを贈っていたことが2日、関係者への取材で分かった。記者会見した市長は贈答への返礼品で「許される範囲」との認識を示したが、福島県選挙管理委員会は「公選法は選挙区内へのいかなる寄付も禁じており、返礼品でも法律に触れる恐れがある」としている。
市長によると、8月に支援者の1人から酒やスイカなどが自宅に届いたため、自身が社長を務める市の第三セクターの食品加工会社「ハム工房都路」の商品詰め合わせ(3千円程度)を自腹で購入し支援者宅に届けたという。
