認証を受けていない体温計などの広告をインターネット上に出したとして、警視庁生活環境課は3日までに、医薬品医療機器法違反の疑いで、中国籍の職業不詳陳天賜容疑者(35)=東京都江戸川区=を逮捕した。
同課によると、新型コロナウイルスの影響で体温計などの需要が増えたことを受け、中国から輸入していた。コロナ禍に便乗した医療機器の違法広告を摘発するのは全国初としている。
陳容疑者は4~7月、インターネットを通じて体温計約5600個と、血中の酸素飽和度を測る「パルスオキシメーター」162個を全国の約5400人に販売し、計約2070万円を売り上げたとみられる。
