神奈川県の東名高速道路で2017年6月、あおり運転を受けた夫婦が死亡した事故を巡り、被告の勤務先としてインターネットにデマを投稿し、北九州市の建設会社の名誉を傷つけたとして、名誉毀損罪に問われた埼玉県川越市の小売店従業員杉浦明広被告(53)に、福岡地裁小倉支部(森喜史裁判長)は10日、求刑通り罰金30万円の判決を言い渡した。
公判で弁護側は、名誉毀損に当たらないとして無罪を主張した。
起訴状によると、掲示板サイトなどにあおり事故の石橋和歩被告(28)=自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪で起訴=の勤務先について誤った情報を書き込んだとしている。
