【ワシントン共同】22日に死去した米大リーグの元選手ハンク・アーロンさんについて、黒人初の米大統領だったオバマ氏は同日、声明を発表し「最も力強い人物の一人だった」と悼んだ。人種差別が色濃く残る1950~70年代に黒人選手として活躍、公民権運動にも勇気を与えたアーロンさんの死に、政財界の著名人らが相次いで追悼の意を示した。
オバマ氏は声明で、大リーグで差別や脅迫に屈せず本塁打記録を打ち立てたと紹介。「終生、人々を導き続けた」と称賛した。
公民権運動の指導者ジェシー・ジャクソン師はツイッターで「人種的な不平等と闘った勇者だ」とたたえた。
