みずほ銀行は1日、2月28日に発生した現金自動預払機(ATM)で出金ができなくなるなどの障害について、定期預金のデータ移行作業でシステムに想定を上回る負荷が生じたことが原因と発表した。ATMに挿入したまま戻らなくなったキャッシュカードや通帳は計5244件に上った。
藤原弘治頭取が記者会見し「お客さまへの対応が不十分だった。データ移行時の想定の甘さに起因し、深くおわび申し上げる」と謝罪した。障害は1日午後に全面復旧した。
障害の発生から解消まで丸1日以上を要し、メガバンクの中で唯一、全都道府県に支店を持つみずほ銀の失態の影響は全国に広がった。
