福岡県篠栗町で5歳だった男児が餓死した事件で、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された母親の碇利恵容疑者(39)が、知人の赤堀恵美子容疑者(48)から「『私が食事の面倒を見る』と離婚を後押しされた」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。県警は2019年の離婚を機に一家への関与を強める狙いがあったとみている。
捜査関係者によると、碇容疑者は生活費の工面などで離婚をためらうことがあった。だが、赤堀容疑者が「私が食事の面倒は見るから」「夫の浮気を理由に裁判をすれば金を取れる」などと仕向けたという。
