福岡県篠栗町で5歳だった男児が餓死した事件で、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された母親の碇利恵容疑者(39)が、知人の赤堀恵美子容疑者(48)に渡す金を工面するため、私物をフリーマーケットアプリで売却するなどしていたことが5日、関係者への取材で分かった。
赤堀容疑者は生活保護費や児童手当など計約200万円をだまし取ったとして詐欺罪などで既に起訴されており、県警は詐取した金の全容解明を進めている。
関係者によると、赤堀容疑者は共通の知人を架空の「ボス」に仕立て「碇容疑者のために多額の金を使っているからボスに返済しないといけない」などとうそを信じ込ませた。
