東京都世田谷区の小田急線電車内で乗客10人が切り付けられるなどした事件で、殺人未遂容疑で逮捕された川崎市多摩区の職業不詳対馬悠介容疑者(36)が「以前から電車の大量殺人を考えていた。灯油を持って行きたかったが用意できなかった」と供述していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。
対馬容疑者が車両の床にまいてライターで着火を試みたのは火が付きにくいサラダ油で、いずれも事件直前に自宅の最寄りにある小田急線読売ランド前駅近くで購入したことも判明。警視庁成城署捜査本部は電車内で放火し、大勢の乗客を巻き込もうとしたとみて調べる。
