埼玉県伊奈町の自宅で、長女=当時(4)=に暴行を加えた上、医師による診察などを受けさせずに死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた父親の岩井悠樹被告(32)と母親の真純被告(30)は17日、さいたま地裁(北村和裁判長)の裁判員裁判初公判で起訴内容の一部を否認した。
起訴状によると、2人は長女の心ちゃんを暴行し、食事を制限するなどして虐待。2017年12月、心ちゃんの股間を拭く際、無理に脚を開かせて筋肉を断裂させたことで正常に歩行できなくなったのに医療措置を受けさせず、自宅廊下に放置して同月21日に低体温症で死なせたとしている。
