昨年8月に東京都世田谷区で起きた小田急線電車内の乗客刺傷事件で、東京地検は28日、乗客3人に対する殺人未遂などの罪で無職対馬悠介容疑者(36)を起訴した。鑑定留置の結果、刑事責任を問えると判断した。
事件は昨年8月6日に発生し、警視庁は翌7日、女子大学生への殺人未遂容疑で対馬被告を逮捕。その後、他の女性や男性も刃物で切り付けてけがをさせたとして再逮捕した。同9月から地検が鑑定留置した。
起訴状によると、対馬被告は小田急線の電車内で、女子大生の胸や背中を刺して全治約3カ月のけがを負わせ、50代女性と30代男性にも約2週間~1週間のけがを負わせたとしている。
