建築家安藤忠雄さんが阪神大震災の記憶継承などを目的に神戸市に建設、寄贈した子ども向け図書館「こども本の森 神戸」の開館式が25日、行われた。
同館は震災の犠牲者を追悼する「慰霊と復興のモニュメント」がある同市中央区の公園「東遊園地」に建てられ、名誉館長には被災者の詩の朗読などに携わってきた俳優竹下景子さんが就任した。
式に出席した安藤さんは「本を読み、新しい世界を見いだす出会いが大事だ。地球のことを考える子どもたちに育ってほしい」とあいさつ。竹下さんは「本を通じて世界の平和のことを自分のこととして受け止めてくれれば」と笑顔で話した。
