ピーチ・アビエーション機内でマスクの着用を拒否した上で客室乗務員にけがを負わせ、同機を新潟空港に臨時着陸させて運航を妨げるなどしたとして、傷害や威力業務妨害などの罪に問われた明治学院大の元非常勤職員奥野淳也被告(35)は17日、大阪地裁(大寄淳裁判長)の初公判で起訴内容を否認し「無罪です」と訴えた。弁護側も無罪を主張した。
罪状認否などで被告は「マスクをしていないからといって排除する反応は本当に正しいのか」と語った。その上で「私は誤った判断により飛行機を降ろされた。客室乗務員を威圧したり、暴行したりはしていない」と述べた。
