投資用のシェアハウス販売を手がけていた不動産関連会社「ラッキー」(東京都世田谷区)が法人税計約5億3400万円を脱税したなどとして、東京地検特捜部は17日、法人税法違反などの罪で実質的経営者の江崎純容疑者(54)と法人としての同社を起訴した。特捜部は認否を明らかにしていないが、関係者によると否認している。
特捜部は、江崎被告とともに逮捕した元経理責任者(47)は不起訴処分とした。
関係者によると、同社はシェアハウス向け融資を巡り、審査書類の改ざんなどの組織的な不正が2018年に発覚したスルガ銀行を顧客に紹介していた。現在、事実上事業を停止している。
