兵庫県警捜査2課は23日までに、実態のない会社名義で虚偽の決算書を提出し「みなと銀行」(神戸市)から融資金計約1億2千万円をだまし取ったとして詐欺容疑で、元行員の小谷康平容疑者(31)=神戸市北区=ら3人を逮捕した。
他に逮捕したのは大阪市都島区の会社員中條貴仁容疑者(44)、兵庫県尼崎市の無職黒木一徹容疑者(31)。
逮捕容疑は共謀し昨年2月4日~同9月24日、中條容疑者を取締役とする同県伊丹市の清掃会社が返済能力があるように見せかけた虚偽の内容の決算書を、同行伊丹支店の担当者に提出するなどし、4回にわたり融資金を同社名義の口座に振り込ませた疑い。
