2日、ベトナム・ハノイで会談するファン・バン・ザン国防相(左端)とヘグセス米国防長官(右端)(共同)
 2日、ベトナム・ハノイで会談するファン・バン・ザン国防相(左端)とヘグセス米国防長官(右端)(共同)

 【ハノイ共同】ヘグセス米国防長官は2日、就任後初めてベトナムを訪れ、首都ハノイでファン・バン・ザン国防相と会談した。ヘグセス氏は、アジア太平洋地域での中国の覇権主義的な行動を念頭に「米国が平和と繁栄の維持に尽力する」とけん制した上で、ベトナムと連携していく考えを示した。

 ベトナムは南シナ海で中国と領有権を争っている。会談でザン氏は、ヘグセス氏の訪問は米国との防衛協力を推進する上で「意義深い」と応じた。

 今年はベトナム戦争終結から50年。ヘグセス氏は、ベトナムについて「敵からパートナーへと発展した」と語り、相互に利益をもたらすパートナーとして支持すると強調した。