10月に起きた東急田園都市線の列車衝突脱線事故で信号の設定ミスがあったことを受け、全国の鉄道事業者が管轄する駅を緊急点検したところ、10事業者計15駅でミスが見つかったことが12日、分かった。点検を指示した国土交通省が明らかにした。ミスがあった箇所は既に改修を終え、安全確保されているという。
JR東日本管内では、同社が公表済みの上越線水上駅(群馬)と高崎線熊谷駅(埼玉)のほか、10年前に不備が見つかって対策が取られた羽越線新発田駅(新潟)もミスにカウントした。JR西日本では、同社が公表した東海道線高槻駅(大阪)など4駅。
このほか、札幌市営地下鉄の東豊線元町駅、湘南モノレールの江の島線富士見町駅、広島電鉄宮島線の広電宮島口駅などでもミスがあった。
点検対象は186事業者の計4760駅。JR東とJR西は全駅を完了していない。
東急の事故は10月5日深夜に梶が谷駅(神奈川)で発生。本来停止すべき普通列車に青信号が表示され、引き込み線で止まっていた回送列車に衝突、回送列車の2軸が脱線した。
























