北海道陸別町で観測されたオーロラ=12日午後6時52分(りくべつ宇宙地球科学館提供)
 北海道陸別町で観測されたオーロラ=12日午後6時52分(りくべつ宇宙地球科学館提供)

 北海道各地で12日夜、オーロラが観測された。陸別町の天文台「りくべつ宇宙地球科学館」によると、日没後、北側の低い空に赤色にきらめくオーロラが現れ、肉眼でも確認できた。太陽の表面の爆発現象「太陽フレア」の大規模な発生が9日から3日連続で起きたためだといい、13日も見える可能性があるという。

 同館によると、オーロラが明るくなったり暗くなったりする様子を来館客らと観察し、縦に伸びる光の筋が動く様子も確認できた。名寄市立天文台「きたすばる」では写真撮影に成功した。

 オーロラは北緯60~70度ほどの上空で生じる。緯度により見え方が異なり、北海道から見えるのは「低緯度オーロラ」と呼ばれ、薄い赤色が特徴という。